大人気Youtuber主催の『ロカ鉄まつり』は、関西在住でなくても行きたいイベント

大阪府貝塚市で行われた鉄道イベント

大阪府の南側にある、貝塚市。

10月最後の土日、ローカル鉄道を様々な観点から楽しめるイベント『ロカ鉄まつり』が行われた。

プロデューサーは、鉄道系Youtuber・西園寺だ。

19社のローカル鉄道会社が参加している。

多くの鉄道イベントとは一線を画す、魅力的な企画が目白押しだ。

私は今回、一日目(土)のみ参加した。

見どころ1・特急西園寺号

貝塚〜水間観音を結ぶ水間鉄道で、特急を走らせる企画だ。

車掌として西園寺くんが乗り、楽しいアナウンスが繰り広げられる。

乗るためには、先着順の予約が必要だ。

私は今回、予約できなかった。

しかし、西園寺くんが車掌室に乗り込む瞬間や、窓越しにピースする姿を見ることができた。

見どころ2・西園寺鉄道教室

(水間公園の橋)

まつりのメイン会場は、水間観音駅から歩いて30分の、水間公園だ。

「鉄道教室」は、西園寺くんが、仲間のZAKIくんとたなかくんに、鉄道の雑学を教えるコーナーだ。

車両にある記号(クモハ、サハなど)について、解説が行われた。

西「はい、授業!席に着く!」
Z・た「だるぅ〜!帰ろ」

そんなやり取りから始まり、西園寺くんはホワイトボードにクモハなどと書いていく。

西「クモハのモは、どういう意味でしょう?はい、たなかくん!」
た「モ……モスバーガー?」
西「そんな訳あるか!お腹空いてるのは分かるけど!」

西園寺くんがクモハ、サハ、サロなどの意味をひととおり説明し、特殊な記号についても言及する。

西「例えばクルーズトレインには『キサイネ』って付いてるんですが、キは気動車、サは牽引車、イは一等車、ネは寝台ってことですね」
Z「じゃあ、あなたは……『キモイネ』」
西「そんなのないわ!」
た「『クサイネ』は?」
西「誰が臭いねん!」

やり取りの度に、笑いの渦が起こった。

見どころ3・チーム西園寺トークショー

西園寺くんと、仲間のZAKIくん、たなかくんが、近況を話したり質問に答えたりするコーナーだ。

たなかくんのみ、一般企業に就職している。

「営業先に視聴者の方がいて、覚えて頂きました」と、西園寺チャンネルの知名度が分かるエピソードを話した。

ZAKIくんは、大好きなBz’のコンサートチケットが当たったことを話した。

「途中一時間、大雨で中断しました。雨が上がってからの一曲目が、『ウルトラソウル』でした!」

質問コーナーは、鉄道関係の質問が多く寄せられた。

・関東で好きな路線は何ですか?
西「そうですね……つくばエクスプレスです。新幹線か?って思うくらいの速さですね」
Z「僕はロマンスカーの、特にVSEが好きでした。連接台車ですね」
た「じゃあ、僕もZAKIくんと一緒で」
西「レストランの注文ちゃうねん!『僕も同じのを』やないねん!」

・まだ乗ったことがないけど乗りたい路線は何ですか?
西「秋田の、東北縦貫線です。色んな企画で秋田県に行ってるのに、乗れそうで乗れないんです。『県庁所在地を通らず日本縦断』とか……」
Z「僕まだ、芸備線に乗ったことがないんですよね」
西「えっ、備後落合とかの?乗ったことないん?」
た「(オタクではない)俺でも乗ったことあるのに?西園寺と備後落合で野宿したんやで」

頻繁に笑いが起こる。

見どころ4・ローカル鉄道◯×クイズ

西園寺くんが、参加しているローカル鉄道会社に関するクイズを出し、◯か×かで答える(◯ゾーンと×ゾーンに分かれる)コーナーだ。

最後まで残った人は、特急西園寺号に乗れる券をもらえる。

・紀州鉄道は、本社が和歌山県にある
答え:×(東京都中央区にある)
西「結構有名なのか、正解してる方が多いですね!」

・琴電には、どの駅にも駅長がいない
答え:◯(駅長の役職をなくし、全員駅スタッフになった)
西「あくまで役職がないってことですね」

・泉北高速鉄道は、中百舌鳥~和泉中央と、なんば~和泉中央では、後者の方が営業キロが長い
答え:×(中百舌鳥~和泉中央の方が長い)
西「いい問題でした!」

どの問題も意外で、正解発表の度に驚きの声が上がった。

見どころ5・西園寺トレカのくじ

上記のステージイベントの他、ローカル鉄道会社のグッズ販売も行われた。キッチンカーも出店していた。

(水間公園から見える景色)

グッズや飲食物を購入すると、「ロカチケ」という紙が渡される。ロカチケを引換所に持っていくと、西園寺くんをモチーフにしたトレカと交換できる。

トレカはアルミ袋に入れられ、開けるまで分からない。キラカードが当たる場合もある。

多くの人々が、アルミ袋を開けて一喜一憂していた。

私は、4枚(3種類)入手できた。

まとめ

西園寺チャンネルの動画同様、鉄道の雑学を学べて、笑いが多いイベントだった。

ファンなら、遠くても足を運ぶ価値があるといえる。

来年も行きたい。

2023年10月イベント参加