カラフルな車両で13分の旅 流鉄流山線

千葉県の小さな駅から出ているローカル線

千葉県の松戸市には、小さな駅・馬橋(まばし)がある。

短いローカル線の起点の駅でもある。流鉄流山線だ。

流鉄流山線って、どんな路線?

流鉄流山線は、千葉県松戸市の馬橋と、流山市の流山を結ぶ路線だ。大正時代に、流山の名産品・白みりんを流通させるために、開業した。

全6駅あり、所要時間は13分。

カラバリ豊富な車両

2023年時点で走っている車両は、全て同じ系統(5000形)だ。色の種類が豊富で、目を惹く。

行きで乗った車両は「さくら」という愛称があり、ピンク系の2色が使用されている。

帰りに乗った車両の愛称は「りゅうせい」で、オレンジとライトブルーで塗装されている。

馬橋より便利な幸谷、対向車両とすれ違う小金城趾

2両の列車は、単線のレールを走っていく。レールの継ぎ目を通る度に、独特の振動が起こる。

徐々にビルの数が増えていく。

幸谷に着くと、馬橋よりも多くの人が乗ってきた。JRの新松戸駅が近く、使い勝手がよさそうだ。

幸谷を出ると、建物の数は減り、畑も見られるようになっていく。

宅地に囲まれた小金城趾に停まる。

しばらくして、馬橋方面の車両がやって来た。交通安全のヘッドマークが、車両の青い塗装に似合う。

郊外らしい鰭ヶ崎と平和台

列車は、住宅の多い地域を走っていく。

自動車が線路沿いの道を行き来したり、踏切を人が渡ったりしている。

鰭ヶ崎に停まる。

急なカーブを経て、左手にビバホームとイトーヨーカドーが見えてくる。どちらも面積が広そうだ。

平和台に停車する。

カラフルな車両と趣ある駅舎の終点・流山

すぐに終点・流山に着く。

切符は、改札で運転士が回収する。

駅では車両が、出番を待っている。

レッドとホワイトの「あかぎ」、グリーン系の「若葉」などが、待機中だ。

どれも華やかで愛らしい。

駅舎は昔ながらのデザインだ。赤い屋根と古い書体の「流山駅」が、趣を感じさせる。

まとめ

流鉄流山線は、目を惹く色合いの車両が、短距離を行き来する路線だ。

2023年9月乗車